(12月13日 ラウンドテーブルゲスト)
小谷野敦 Ton Koyano
1962 年、茨城県水海道市生まれ。東京大学文学部英文学科を卒業した後、同大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻修士課程へ進学。2年間のブリティッシュコロンビア大学留学を経て、東京大学大学院比較文化専攻博士課程へ。単位を取得し満期退学。94年より、大阪大学言語文化部専任講師となり、97年同大助教授に昇格。同年に東大博士号(超域文化科学)を取得している。99年に『もてない男~恋愛論を超えて』をちくま新書より刊行。新書としては異例の、 10万部を越えるベストセラーとなった。01年からは東大非常勤講師(09年3月まで)をするかたわら、数多くの著書を発表。02年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞受賞。07年には文學界で初の小説『悲望』を発表。自身の米国留学時代の恋愛経験を投影した私小説風の作風で話題となった。同年後半に発表した2作目の自伝的小説『童貞放浪記』は2009年に完全映画化され、現在日本各地にてロードショー上演中。文芸批評、演劇、歴史、ジェンダー論などフィールドは幅広く、独自の「男性論」を展開。また、論壇・文壇のもたれ合いへの鋭い批評も行っている。著書に『日本売春史――遊行女婦からソープランドまで』』『なぜ悪人を殺してはいけないのか――反時代的考察』『恋愛の昭和史』ほか。
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(12月11日,13日 ラウンドテーブルゲスト)
Midori
www.ranshin.com
www.planetmidori.com
サンフランシスコ在住の日系アメリカ人。京都生まれ、13歳まで東京で育つ。渡米後、米軍に入隊し、予備軍諜報部員として活動を行いつつ、カリフォルニア大学バークレー校の心理学部を卒業。人間のセクシュアリティー、特にSM・フェティッシュを含むオルタナティブ・セクシュアリティに関する教育者及び作家として活躍している。その傍らで、インスタレーションやパフォーマンスを用いてユーモアとグロテスクの端を行き来しつつ知覚の境界線を揺るがすアート活動を精力的に展開。TVやラジオ出演、講演会、ワークショップ、パフォーマンスのため、世界中を駆け回っている。ベストセラーになった「Wild Side Sex: the Book of Kink」「The Seductive Art of Japanese Bondage」、「Master Han’sDaughter」といった著書のほか、「Vogue」「Playboy」「Wired」など多数のメディアで文章を発表。活動の場はフォーマルからアンダーグランドまで幅広く、シンガポールの演出家オン・ケン・センとの共同作業として Das Arts (オランダ) やTanzquartier Wien (オーストリア)といったアート機関でワークショップを指導したほか、ロンドンの悪名高きTorture Gardenなどでも頻繁にパフォーマンスを行っている。。
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